（株）サンリツは、2005年3月期を初年度とする中期経営計画「Build3UP!」(3か年計画)を2004年3月8日に公表し、進めているが、2004年度の経営状況と経営を取巻く情勢等の変化を踏まえ、中期経営計画の見直しをした。
2004年度は、景気が回復傾向にあるなかで、内部体質の強化に努め、中期経営計画に掲げた各施策を着実に実行した結果、売上高・経常利益ともに、ほぼ当初の計画どおり達成できる見込み。
主な施策の実施状況
3PL・国際物流事業
航空貨物取扱い業務において大型案件を受注するとともに、医療機器取扱い業務における既存の3PL事業も順調に推移している。
また、東京港での輸出入業務に本格参入する準備を進めており、2005年度には通関事務所を開設する予定でいる。
計画どおり有利子負債の削減を実施している。
「三鷹事業所」「郡山事業所」においてISO9001を新規認証取得し、ISO9001要求事項を社内規程へ落し込むことにより、「ISO9001の仕組みの全社展開」を実施した。今後も順次認証拡大を予定しいる。
中期経営計画見直しのポイントは、前回発表した計画に対し、成田地区における倉庫の建設(2005年度下期稼動予定)、包装開発品の販売による売上の見直し、自社倉庫の稼働率向上等を加味して見直しを実施した。
また、2005年度以降は、前回発表した各施策をより深化させ、「国際物流及び3PL事業の拡大」という「新しいコア・コンピタンス」を創り上げていくことに重点を置き、取り組んでいく。
●テーマ
『築き上げよう3つの未来』－Build3UP！－
・梱包で得た「顧客からの信用」という大切な財産を更に築き上げていく
・今までに新しく蒔いてきた種(包装技術・3PL・国際物流)を大きく育て、増進させていく
・この結果を『東証一部』を目指すという形で、グループ全体の存在価値を上げていく
●経営ビジョン
・お客様「それぞれにとっての最適なサービス」を提供する
・未来志向の活力のある企業活動を明るく実践する
・成長し、変化し続ける企業としての価値向上を図る
・株主、顧客、従業員それぞれにとってのベストを追求する
