日本SSAグローバル（株）は1月末日、物流センター管理システム「SSA Ware house Management 4000」（旧製品名：EXceed Fullfill 4000）の最新バージョン「SSA Warehouse Management 4000 v3.9日本語版」を販売開始する。
販売強化のため、専門の営業・プリセールスコンサルタントを擁する「ストラテジック・ソリューショ
ン本部」を設置し、パートナーとの協業も一層強化する。
また、旧イーエックスイーテクノロジーズの経験とノウハウをもつコンサルタント、エンジニアが導入を担当し、従来からのパートナーとの協力体制も一層強化する。
国内にサポートチームを設置し、24時間365日サポートのオプションとして用意している。
SSA Warehouse Management v3.9 日本語版の特徴は、RFIDに標準対応し、COOL（原産国ラベル）法およびバイオテロリズム法に準拠し、GTIN (Global Trade Item Number) 対応等も図っている。
ケース単位処理機能を拡張し、返品処理・入荷検品処理、補充方法の多様化、在庫データの圧縮
を進めるシステムを採用している。
今後の方向性として、他企業のERP、SCP、CRM等との連携も進めるとともに、TMS等との連携によるSCM実行系ソリューション強化していく。
■SSA Warehouse Management 4000 v3.9日本語版新機能
RFID対応
物流管理業務向けRFID対応機能により、入庫や出庫の自動化が可能になり、流通業や米国国防総省の要件を満たすEPCglobalの仕様に準拠したソリューション。この仕様には、サプライヤや3PLも準拠するよう求められており、日本語版は『SSA Warehouse Management 4000 v3.9』で初めて標準対応となった。
本バージョンでは、出庫や入庫におけるケース単位・パレット単位での在庫を可視化するとともに、納品先への出荷情報の送信方法として、従来のようなASN（事前出荷通知）だけではなくEPCに準拠したラベルを生成することも可能。
ERPとの連携
SSA Globalの中核製品のひとつであるERP、『SSA BPCS』とのインターフェイスを提供。これにより、物流センターにおける実際の業務フローにあわせた詳細な在庫管理が可能になった。『SSA Warehouse Management 4000 v3.9』の導入企業では、在庫の引当が容易になり、戦略的な物流センター管理が可能になる。
原産国表示・バイオテロリズム法準拠等
2002年5月に制定された米国の新農業法に定められている原産国表示義務への対応、2003年12月に制定された公衆衛生安全保障バイオテロリズム法[fn1]で定められている製造・加工・包装又は保持するすべての施設の米国食品医薬品庁（FDA）への事前登録に対応している。
日本国内でも食品業界を中心に表示に関する規定やトレーサビリティ、在庫の可視化に対する要望が高まっており、これらの機能は米国のみならず日本でもユーザ企業に付加価値を提供することが可能。
その他の主な追加機能
GTIN（Global Trade Item Number）への対応
従来のJAN、UCC、EANに加え、商品データベースやEDIで使用する米欧共通の商品コードに対応し、グローバル規模の物流効率化に対して、さらに貢献できるようになった。
返品処理・入荷検品処理
返品処理を標準機能として装備することにより、返品された商品であることが把握できるだけでなく、返品理由、返品物の送付先、返品処理などが管理できるようになった。
また、入荷検品処理も同様に標準機能として搭載され、取扱商品の品質管理がきめ細かくできるようになった。
補充方法の多様化
無線ハンディターミナルまたは印刷されたリストのいずれの方法でも補充指示ができるようになった。補充指示方法の多様化により、柔軟な物流センター運営が可能。
在庫データの圧縮[fn2]
当該製品の処理が終了した場合、自動的に在庫データを圧縮することが可能。これにより在庫データ量の増加を抑制することが出来ます。
API（アプリケーション・プログラム・インターフェイス）の拡充
よりシームレスに外部プログラムとリンクさせ、サプライチェーン全体の管理能力を向上させることができる。
問い合わせ
日本SSAグローバル株式会社
マーケティング部三浦
Tel03-5339-4751
Fax03-5339-4700
yukie.miura@ssaglobal.com
