ARCは、グローバルトレード管理の世界市場動向調査を行い、グローバルトレード管理市場は、グローバルトレードの減少にもかかわらず意外に良好だと、評価している。
GTM（Global Trade Management：グローバルトレード管理）ソリューションは貿易プロセスを自動化するもので、貿易が減少すると明らかにGTM市場に不利に働く。
このため、グローバル経済の落ち込みがこの市場の縮小させることになったのは不思議ではないが、市場は予想したほど縮小しなかった。2007年から2009年の間、市場は年平均わずか0.8％減少したに過ぎない。
「貿易が回復するにつれ、GTM市場は同じように回復するとおもわれるが、2011年までは大きく伸びるとは思えない。しかしながら、2014年までを見通したとき、非常に堅実な成長の姿となっている。」とARCの調査の主著者であるサプライチェーン管理担当役員のSteve Bankerは語っている。
