本田技研工業(株)のフィリピンにおける二輪車生産・販売及び汎用製品の販売会社であるホンダフィリピンズ・インコーポレーテッド(以下:HPI)は、二輪車の生産累計が100万台に到達し、生産効率を向上し生産能力を拡大した新工場への移転を発表した。
Hondaは1973年に合弁会社マリワサ・ホンダを設立し、二輪車の生産を開始した。1983年にマリワサ・ホンダを引き継ぎHPIを設立し、2004年には20万台(前年比152%)を生産、この2月に生産累計100万台を達成した。
HPIの新工場は、現工場から南へ約60キロのバタンガス州サントトーマス市に建設し、総敷地面積は20万m2、建屋面積は4.2万m2となる。年間生産能力は当初50万台であるが、建屋拡張により100万台までの能力拡大に対応可能となっている。
総投資額は13億ペソ(約25億円)、2005年3月に着工し、2006年1月に稼動開始の予定で、新工場は、自然環境を考慮したレイアウトを採用し、各工程の同期化により流動在庫を削減し、既存設備を活用しつつ生産・物流効率向上を図る。