LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

沖電気工業/日本TIの大型TFT液晶ドライバLSI事業を買収

2005年02月20日/未分類

沖電気工業(株)は、日本テキサス・インスツルメンツ(株)(以下:日本TI)と、大型TFT液晶ドライバLSI事業を買収することで合意した。

今回の事業買収により沖電気は、圧倒的な技術開発力を背景に、商品ラインアップを充実させるとともに、次世代液晶パネルモジュールの高性能化に貢献する新たなソリューションを提案し、ノートPC・モニタ・TV用途の大型TFT液晶ドライバLSI事業を更に拡大し、世界シェアNo.1を目指す。

沖電気は、大型TFT液晶ドライバLSI市場に2002年から本格参入し、ノートPC・モニタ用途を中心に、急速に事業規模を拡大してきました。2003年には大型液晶テレビ用の大画面・広視野角を可能にする高性能ドライバLSIを他社に先駆けて商品化し、さらに2005年2月には、液晶テレビで10億色表示を可能にする10bit大型TFT液晶ドライバLSIを世界で初めて量産化するなど、液晶テレビ分野では業界をリードした商品展開を行っている。

また、ドライバの性能を左右する高耐圧LSI製造プロセスに関しても、特徴ある技術を保有し高い競争力をもっている。

日本TIは、大型TFT液晶ドライバLSI業界において、1991年以降、ドライバLSIの新インターフェイス技術、新駆動方式、新パッケージなど多くの業界標準の技術を開発し、特に、2000年には現在主流になっているmini-LVDSインターフェイス方式(注)を開発するなど、先駆的技術開発によって常に業界をリードしてきた。

現在、10.4インチ以上の大型TFT液晶ドライバLSIのノンキャプティブ市場(自社のパネル向けを除く市場)において、沖電気と日本TIは各々8%程度のシェアを有している。特に沖電気は、22インチ以上の大型液晶TV用ドライバLSI市場において、高い技術力が評価され25%程度と高いシェアを獲得している。

沖電気は、今後にむけたさらなる成長戦略として、特長ある半導体事業への注力を掲げ、今回の事業買収は本成長戦略によるもので、今後もさらなる成長へ向けて、強みを発揮できる「情報通信融合」、「半導体」、「プリンタ」の3分野の注力事業への積極的な事業活動を展開していく。

買収の対象事業は、大型液晶表示装置用ゲートならびにソースドライバ及びVFDドライバの販売・開発・設計・製造に関する事業で、譲渡日は3月18日の予定。

関連記事

未分類に関する最新ニュース

最新ニュース