キリンビバレッジ（株）の平成16年12月期決算短信(連結)の物流分野の主な内容。
経営方針
「2004年中期経営計画」戦略課題
コスト削減に直結したロジスティクスシステムの構築
研究開発から調達購買、生産、物流にいたる一連の機能を融合連鎖させる役割を担う、ロジスティクス本部を設置しており、全体最適でコストの最小化に努める。また、需要変化への迅速な対応、品質の優位性および技術開発力の維持・向上を図る。
グループ協業推進によるキリングループ資産の活用
研究開発から調達購買、生産、物流にいたるまで、キリングループでの協業を図ることにより、コスト競争力や事業の効率化向上をはじめとするシナジー効果が発揮される取り組みを積極的に行う。
経営成績
自動販売機分野は安定的収益確保の基盤作りを推進する自動販売機ビジネスの発展・強化に向けて、これまで業務委託方式で運営していた自動販売機オペレーション関係会社4社を、当年1月1日より販売会社化するなど、事業構造の改革を実施した。
生産や物流部門は、当年1月に「ロジスティクス本部」を新設し、生産管理機能と需給調整機能を一元化して機能強化を行うことによりトータルコストミニマムの実現に努めた。
さらに、引き続き品質管理強化を推進するとともに、自社工場およびキリングループ企業においてペットボトル製品の増産を図るなど、生産効率の向上による製造コスト低減に努めた。
次期の見通し
国内食品事業は、平成17年1月より小岩井乳業株式会社に同社のチルド事業を統合し、製造・物流・営業体制の効率化を図るなど、事業基盤の強化を図る。
