（株）ダイフクは、グループ全体のソフトウェア開発力を強化するため、（株）ダイフク・アルベック・ソフトウェアを設立、営業を開始した。
「ダイフク・アルベック・ソフトウェア」（以下：DAS）は、（株）アルベック（本社：大阪市、代表取締役社長：明石晴仁）がソフトウェア事業を新設分割することにより分社した会社の全株式を、ダイフクの100％子会社である（株）ダイフクソフトウェア開発（本社：大阪市、代表取締役社長：奥野敬明、以下：DSW）が取得する形で設立したもの。買収費用は6,500万円。
新会社の前身となったアルベックは、1987年の設立以来、産学共同開発による溶接熱伝導シミュレーション、ウェブサービス業務、ネットワーク系開発業務、X線による非破壊検査システムなどで優れた技術と多くの優良なユーザーを有している。D
ASは、それらの事業を継続して行う一方、ダイフクグループから受託する物流システム関連のソフトウェア開発も、DSWと連携して行う。
物流システム分野では、SCMの進展などにより、ソフトウェアがますます複雑・高度化し、システム全体におけるウエートが高まっている。
不足しがちな優秀な人材を確保するとともに、物流システム以外の新分野へもソフトビジネスを拡大するため、新たなグループ会社を設立した。今後も、ITと絡めて多様化・短納期化するユーザーニーズに応えるため、引き続きソフトウェア部門の強化・拡充を図っていく。
DASは、アルベックから転籍した従業員15名を中心に計19名でスタート。近々、技術要員を増強する計画。来年度（2006年3月期）売上2億円を目標としている。
新会社概要
社名：株式会社ダイフク・アルベック・ソフトウェア
英語表記＝DaifukuAlvecSoftwareCo.,Ltd.
本社：大阪市西淀川区御幣島3-2-11
事務所：大阪市西区靱本町1-9-17
社長：奥野敬明（株式会社ダイフクソフトウェア開発社長）
従業員：19名（役員4名含む）
資本金：1,000万円（㈱ダイフクソフトウェア開発が全額出資）
売上高：2億円（2006年3月期目標）
