（株）デンソーは、中国の天津市にカーエアコン用熱交換器とラジエータを生産する新会社を設立した。
2006年7月に生産を開始する予定で、新会社の社名は、電装（天津）空調部件有限公司で、総投資額は約68億円を計画している。
デンソーは、中国で車両を増産するカーメーカへのカーエアコン・ラジエータ納入拡大に対応して、新会社で熱交換器を生産する。
デンソーは1994年に烟台首鋼電装有限公司で生産を開始して以降、中国国内でのカーエアコン事業の拡大を図り、現在は、華北の天津電装空調有限公司と天津富奥電装空調有限公司、華南における広州電装有限公司を合わせて計4拠点で生産する。
新会社は、主にこれら既存の生産会社に構成部品である熱交換器を供給する予定。カーエアコン・ラジエータについては、中国における日系カーメーカを中心に納入しますが、欧米系のカーメーカへも拡販し、今後も事業を拡大している。
新会社の概要
社名：電装（天津）空調部件有限公司
DENSO(TIANJIN)THERMALPRODUCTSCO.,LTD.
会社設立：2005年2月25日
所在地：天津市西青経済開発区（天津市中心部から南約10km）
資本金：42百万USドル（約43億円）
出資比率：電装（中国）投資有限公司※100％
※株式会社デンソー100％出資の中国統括拠点
総投資額：約68億円
社長：駒橋庸吉（元熱機器生産開発部主幹）
事業内容：カーエアコン用熱交換器、ラジエータの製造・販売
従業員数：800人（2010年計画）
売上規模：130億円（2010年計画）
敷地面積：約90,000㎡
建物面積：約23,000㎡
