BASFは、上海近郊の(カオジン)にある上海化学工業団地の統合生産施設で、最新のPolyTHFR(ポリテトラヒドロフラン)プラントの操業を開始した。
隣接するTHF(テトラヒドロフラン)プラントでも段階的に操業を開始する予定で、生産能力はPolyTHFが年産6万トン、THFが年産8万トンで、世界最大のPolyTHF生産施設となる。このプラントは、中国においてBASFが設立当初から全額出資する初の投資事業。
BASFグループでは2010年までに、化学品事業の売上と利益全体において、アジア太平洋地域が占める割合を20%まで引き上げ、またアジア太平洋地域の現地生産率を70%までに高めることを目標としており、このプラントの操業開始はこの目標に向けた一歩。