三菱重工業(株)は、中国の自動車エンジンメーカー、瀋陽航天新光集団有限公司(遼寧省瀋陽市)と合弁で、遼寧省瀋陽市にエンジンバルブの生産会社「瀋陽航天新光三菱重工气門有限公司」を設立する。
新規顧客の一挙拡大をはかるのが狙いで、生産開始は本年10月。初年度1,000万本、2008年度3,000万本のエンジンバルブ生産体制を確立する。
新会社は、日米欧の有力外資を含む多数の自動車・エンジンメーカーが周辺に拠点を構える瀋陽市渾南新区に設立。資本金は約11億円で、出資比率は瀋陽航天新光集団35%、同社32.5%、三菱重工業(香港)有限公司32.5%。
工場は4月に着工し、10月に竣工予定。従業員数は161人でスタート、2年後には309人を見込む。同社は総経理と管理、製造両部門の責任者を派遣。初代董事長には瀋陽航天新光集団から王秀昌が就任する予定。