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サンリツ/平成17年3月期決算短信(連結)

2005年04月28日/未分類

(株)サンリツの平成17年3月期決算短信(連結)の経営成績は下記のとおり。

経営成績
グループは初年度となる中期経営計画の達成を目指し、重要施策として掲げた3PL事業と国際物流事業の中心である村山事業所、成田事業所、Y-CC事業所を中心に、既存顧客への営業強化や新規取引先を含めた受注の確保に努めた。

また、全社的な施策実行の支援部署として事業戦略室を設置し、中期経営計画で掲げた各施策を確実に実行できる体制を整えるとともに、予算管理の強化を図り、課題の早期発見とその対策を着実に実施していくことで経費削減や業務受注につなげ、収益の向上に努めた。

この結果、グループ全体の当連結会計期間の業績は、売上高116億55百万円(前年同期比8.5%増)、経常利益6億70百万円(前年同期比44.4%増)、当期純利益3億29百万円(前年同期比33.5%増)となった。

なお、利益配当金は、期末配当として当初の見込みどおり、1株につき12円25銭を予定している。

事業の種類別情報
梱包事業部門
出荷量減少や顧客の内製化の影響により移動体通信機器の取扱量が大幅に減少したものの、医療機器や電子デバイス関連製品及び部品の取扱いを中心とした輸出入業務が大幅に伸張した。

また、無線通信機器や、工作機械、硝子関連製品などの取扱いも順調に推移した。この結果、業績は、売上高70億円(前年同期比11.1%増)、営業利益6億85百万円(前年同期比19.9%増)となった。

運輸事業部門
移動体通信機器の大幅な取扱量減少の影響を受けたものの、医療機器及び電子デバイス関連製品と部品の取扱いが大幅に伸張したことに伴い、売上高は増加となった。

また、競合他社との競争や値下げ要求は依然として厳しかったものの、労務費の変動費化や車両の稼働率向上に努めた結果、営業利益は微増となった。

この結果、業績は、売上高28億円(前年同期比8.7%増)、営業利益1億46百万円(前年同期比2.6%増)となった。

倉庫事業部門
内陸部の施設を中心とした顧客の生産拠点見直しなどによる撤退を補いきれず、売上高は微減となったものの、当社施設の稼働率向上に注力し、新規顧客獲得に努めたことにより、大幅に利益面の改善を図ることができた。

この結果、業績は、売上高14億38百万円(前年同期比1.0%減)、営業利益2億47百万円(前年同期比35.2%増)となった。

賃貸ビル事業部門](省略)

次期の見通し
次期におけるわが国の経済は、昨年度下期から続くIT関連分野の在庫調整が終焉に向かいつつあり、企業の設備投資意欲も根強いことから、景気は緩やかな回復傾向にあるが、原油価格の上昇や反日感情の高まりなどの懸念材料もあり、予断を許さない状況が当分続くものと思われる。

物流業界も、原油価格の上昇や顧客先の効率化・集約化の影響を受け、厳しい状況が続くものと思われる。

このような経営環境の中、同グループは、3PL事業と国際物流事業の拡大を目指し営業展開を図っていくとともに、外注管理の強化や情報化の推進、人材育成の強化等、内部面の強化を図ることにより、中期経営計画を達成するべく取り組む。

その施策として、成田地区で3棟目となる倉庫の建設や東京港での通関業許可取得により、航空貨物・海上貨物の取扱い増加を図るとともに、香港・中国に拠点を持つ企業の子会社化により、海外展開まで視野に入れた事業体制作りを目指す。

次期の業績は、連結売上高150億円、経常利益8億60百万円、当期純利益5億10百万円を予想している。

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