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サンリツ/下期の顧客在庫調整などが影響し売上高1.7%減

2009年05月18日/決算

サンリツが5月15日に発表した2009年3月期決算によると、売上高は171億6700万円(前年同期比1.7%減)、営業利益5億9700万円(17.0%減)、経常利益5億6300万円(19.0%減)、当期損失3億5800万円(前期は3億800万円の当期利益)となった。

事業別の概況は、梱包事業部門が上期に工作機械、移動体通信機器、無線通信機器の取扱量が順調に推移した。

国際物流分野でも、欧州・アジア向けが順調で、海上貨物・航空貨物の取扱量も堅調に推移した。しかし下期に国際物流分野を中心に取引先輸出企業の在庫調整、生産調整に伴う貨物取扱量の大幅な減少、工作機械の取扱量減少が大きく影響し売上に影響した。

原価面では、資材価格の高騰は一段落したが高止まりし、営業費用の削減を図りましたが、人員・設備を効率的に稼動できず、売上高118億9300万円(2.4%減)、営業利益7億5900万円(9.5%減)にとどまった。

運輸事業部門では、上期に海上貨物の取扱量が堅調に推移し、移動体通信機器、無線通信機器の取扱量も順調に推移した。下期は国際物流分野の貨物取扱量の大幅な減少に加えて、梱包事業部門の貨物取扱量が減少したことで、医療機器関連の3PL分野での貨物取扱量が減少した。売上高は31億6900万円(1.4%減)、営業利益1億400万円(7.3%減)となった。

倉庫事業部門は、医療機器関連の3PL分野での貨物取扱量は減少したが、国際物流分野の半導体と精密機器の取扱量が堅調に推移し、自社保有の倉庫を中心に稼働率は上昇。売上高は16億9000万円(4.1%減)、営業利益3億6800万円(11.8%増)となった。

来期は国際物流分野で海上貨物・航空貨物を取扱う拠点の強化を図り、ファシリティを最大限に活かし、当分野拡大のための必要なインフラを整備する。

また、中国連結子会社で、運送事業免許を活かした物流事業を展開し新規顧客を獲得するなどで売上高164億円(4.5%増)、営業利益8億円(33.9%増)、経常利益7億5000万円(33.0%増)、当期利益4億1000万円の見通し。

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