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センコー/平成17年3月期決算短信(連結)

2005年04月28日/未分類

センコー(株)の平成17年3月期決算短信(連結)の経営成績は下記のとおり。

同社グループは「創造的ロジスティクスへの挑戦」を共有する価値観とした中期経営三ヵ年計画をスタートさせ、お客さまのSCM構築をサポートする最適な物流システムの提供に取り組んできた。

ITを駆使した新ロジスティクスシステム(ベストパートナーシステム)を核として、量販店・小売物流や調達物流分野の新規業務開拓を積極的に推進した。

また、生産性向上への取り組みを進めると共に、電子集中購買システムの定着化による経費削減の推進、並びに資金効率向上による財務体質改善に取り組んできた。

この結果、当期の連結営業収益は1,795億円と対前期比3.8%増、連結経常利益は50億98百万円と対前期比8.0%増となり、連結当期純利益(税引後)は24億57百万円と対前期比13.0%増となった。

部門別
運送事業
住宅資材の共同配送センター業務を新規に受託したことに加え、住宅建材をはじめとする調達貨物の開拓、ホームセンターをはじめとする量販店・小売関係貨物の引き受け拡大と深耕を行ないました結果、事業収入は1,106億10百万円と対前期比4.6%の増収。

流通加工事業
量販店・小売関係貨物の積極的な引き受け増加、電気・機械関連貨物の保管・流通加工事業の拡大により、事業収入は535億43百万円と対前期比4.1%の増収。

その他事業(省略)

会社の対処すべき課題と次期の見通し
今後の見通しは、米国や中国を中心としてきた海外需要に鈍化の兆しが見えており、国内需要につきましても個人消費に勢いが感じられず、景気は調整局面が続くものと思われる。

物流業界は、国内貨物輸送量の回復が期待されるものの、企業間競争は一層拍車がかかり、原油価格の高騰による軽油価格の高止まりなど、厳しい経営状況が続くものと思われる。

一方で、お客さまは、さらなる高品質で効率的な物流システムの提案や、包括的な物流業務委託によるコストダウンを期待されており、物流企業が果たすべき役割は益々重要となってきている。

このような状況のもと、同社グループは、中期経営三ヵ年計画の2年目を迎え「攻めの経営」を実践していくため、全国の物流拠点の整備・拡充を積極的に推し進め、お客さまのSCM構築をサポートできる体制を築きあげると共に、システム物流の拡大により、さらなる需要の開拓を図っていく。

さらに、ローコスト化に向けて引き続き効率化の推進に徹底して取り組み、資本収益性を重視した経営管理により企業価値の向上を目指す。

また、今後さらに強化されるトラック排ガス規制や、環境・安全対策の強化にも積極的に取り組み、企業としての社会的責任(CSR)を全うする。

このような企業活動を積極的に推し進める中で、同社グループは通期の業績目標として、営業収益1,860億円、連結経常利益53億円、連結当期純利益26億円を見込んでいる。

当期の利益配当は、1株あたり年間7円50銭(中間3円75銭、期末3円75銭)を予定している。

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