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ハマキョウレックス/平成17年3月期決算短信(連結)

2005年05月11日/未分類

(株)ハマキョウレックスの平成17年3月期決算短信(連結)の経営成績は下記の通り。

物流の効率化と物流コスト削減を実現し、より一層の高収益体質を目指す企業が増加しており、物流のアウトソーシングへの機運が引続き高まる反面、3PL物流での競争が一段と激しくなってきている。

同企業グループは、こうした各企業のニーズに応えるべくコンサルティング能力を最大限に活かし、最適な物流システムを提案し、積極的に事業展開を果たした。

これらの結果、13社の物流を新規に受託し、10社の物流を順次立上げた。そのうち、新規物流センターとして5社を、既存センター内に3社を、人員を派遣し荷主企業の物流のサポートに2社を順次立上げた。

残り3社は、当期内に新センターの立上げを予定していたが、次年度へ繰り延べとなりそれぞれ5月と8月の立上げを目指し準備を進めている。

物流センターの総数は、下半期より子会社化した分も40ヵ所となった。

また、高塚運送(株)、同社の100%出資会社である(有)さくら物流と近鉄物流(株)の3社を下半期より子会社化し連結対象としたことにより経営成績は大きく変化している。

以上のことより、営業収益は515億67百万円と前期比279億60百万円(118.4%増)の増収となり、利益面は、営業収益の増収等により、営業利益は27億44百万円と前期比7億81百万円(39.8%増)、経常利益は26億36百万円と前期比7億25百万円(38.0%増)、当期純利益は11億39百万円と前期比2億51百万円(28.2%増)それぞれ増益となった。

セグメント別の状況
同企業グループは、従来は3PL物流を中心とする物流センター事業が90%以上を占めていたが、
下半期より子会社化した3社を連結対象に加えたことにより50.0%まで低下し、貨物自動車運送事業のウエイトが50.0%へと高まっている。

その他事業の重要性が相対的に低下したことから、当事業区分と関連のある物流センター事業に含めることとし、事業区分を「物流センター事業」と「貨物自動車運送事業」とにした。

物流センター事業
物流センター運営の充実と前期オープンしたセンターと各センターが順次業績に寄与したことと連結子会社が1社増加したことにより、営業収益は257億97万円(前期比18.5%増)となり、営業利益は21億38百万円(前期比15.7%増)となった。

貨物自動車運送事業
国内景気の回復につれて業界全体での貨物取扱荷量の動きが活発化し、新規荷主様の獲得と車輌積載効率の向上等に繋がったことと連結子会社が2社増加したことにより、営業収益は257億69百万円、営業利益は5億97百万円(前期比422.4%増)とそれぞれ大幅増となった。

次期の見通し
内外の経済環境の好転を背景に景気回復に向けての動きがある一方、原油価格の上昇や定率減税の段階的廃止、厚生年金の保険料引き上げ等、個人消費への不安要素もあり、全体的に景気の回復は緩やかに推移するものと思われる。

同企業グループは3PLの特性を生かし、物流の合理化を提案し物流センターをコアとする事業展開を積極的に進め、新中期経営計画の3年目としてさらなる飛躍を期し、目標必達を目指す。

平成18年3月期の業績の見通しといたしましては、連結営業収益は810億円(前期比57.1%増)、連結経常利益は35億円(前期比32.8%増)、連結当期純利益は16億50百万円(前期比44.7%増)を見込んでいる。

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