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アルプス物流/平成17年3月期決算短信(連結)

2005年05月11日/未分類

(株)アルプス物流の平成17年3月期決算短信(連結)の経営成績は下記のとおり。

同社グループは損益分岐点管理など収益管理の徹底やシステム運用力の強化による事業運営の効率化を推進するとともに、グローバルな物流体制の整備拡大など事業体質の強化を図った。

昨年10月1日付でTDK物流(株)と合併し、べ一スカーゴの拡大による経営基盤の安定化と事業体質の強化、規模拡大に伴う事業効率の向上、競争力の強化による更なる成長を図ることを目的として実施し、輸配送ネットワークの統合、システムの統合などを順次進めており、順調なスタートを切ることができた。

種類別セグメントの概況

国内物流事業
電子部品物流分野には期初から年末にかけてデジタル関連製品が好調に推移する中で、顧客ニーズに対応した拡販活動を進めた。

下期は、TDK物流との合併に伴う運送・保管業務の売上増も加わっている。
消費物流分野を担う(株)流通サービスは、顧客の物流アウトソーシング・ニーズへの対応を進め、個配業務を中心に受託貨物量が増加した。

この結果、当セグメントの売上高は31,522百万円(前期比15.3%増)、営業利益は2,824百万円(同16.7%増)。

国際物流事業
メーカー各社の中国での生産が増加する中、フォワーディング事業の強化・拡大を図るとともに、グローバルな物流ネットワークの拡充や拡販を進め、受託貨物量を増やした。

しかし、中国の規制緩和に伴う物流業者間の競争激化、原油価格高騰等による航空運賃の上昇、また将来に向けての体質強化のための諸投資に伴い、コストアップを余儀なくされた。

この結果、当セグメントの売上高は10,351百万円(前期比7.7%増)、営業利益は1,802百万円(同102%減)。

商品販売事業
顧客の海外生産展開に伴い、国内需要の減少傾向が見られたが、顧客ニーズに対応した拡販活動を国内外で進め、中国を中心に売上を伸ばした。

この結果、当セグメントの売上高は6,710百万円(前期比8.8%増)、営業利益は235百万円(同15.4%増)。

以上により、当期の連結業績は売上高で48,584百万円(前期比12.7%増)となり、営業利益は4,862百万円(前期比5.1%増)、経常利益は4.746百万円(前期比5.1%増)、当期純利益は2,576百万円(前期比8.4%増)となった。

次期の見通し
今後の経済は、昨年後半からの景気の足踏み傾向がしばらく続くものと考えており、先行き不透明な状況を想定している。
同社グループを取り巻く環境も、顧客のSCM志向の高まりに伴い、在庫削減・リードタイム短縮などの物流の合理化や海外生産シフトによって多様化する物流ニーズへの対応が益々求められております。
また国内貨物の絶対量が減少する中、物流業者間の競争も激化する厳しい事業環境となっている。

このような中、当社グループは引き続き国内外の物流体制の整備拡充を進めるとともに、専門物流分野で顧客ニーズに適した物流商品を開発し、提案活動と拡販を進めてまいります。

平成18年3月期の業績見通しは、下記を予想している。
売上高52,500百万円(前期比8.1%増)
営業利益4,880百万円(前期比0.4%増)
経常利益4,810百万円(前期比1.3%増)
当期純利益2,490百万円(前期比3.3%減)

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