LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

日本ロジステック/平成17年3月期決算短信(連結)

2005年05月18日/未分類

日本ロジステック(株)の平成17年3月期決算短信(連結)の経営成績は下記のとおり。

サービス品質の維持向上を図るためにISO9001の強化を徹底し、全センターで社外委託費の削減、費用対効果、効率性の追求による人件費及び諸経費の削減等、従来から推進したローコストオペレーション運動をさらに徹底、浸透させて、収益性の改善を図ると同時に、人材の育成に取り組み、顧客・株主・地域社会から支持される企業体制づくりを進めた。

その結果、通期を通して厳しい状況が続いたが、平成16年8月に開設た舞浜センターが、安定した収入、収益を計上できたため、当連結会計年度の連結営業収益は5,751百万円と前連結会計年度比4.1%の増収となった。

連結経常利益は、増収効果のため304百万円と26.3%の増益となり、連結当期純利益は142百万円と79.0%の増益。

特別利益として江東区深川センターの売却益76百万円と本社立退料32百万円を計上し、特別損失は、子会社所有の江東区新木場配送センターの売却損51百万円、舞浜センター新設に係る取得関連費用39百万円などで合計120百万円を計上したため。

事業の種類別セグメントの業績
倉庫事業
新設した舞浜センターが予定どおり全稼動したために営業収益は2,738百万円(対前連結会計年度比4.7%増)となり、増収の効果により営業利益は358百万円(同比6.2%増)と増益となった。

運送と運送取扱事業
営業収益は2,066百万円(同比1.1%増)と微増となったが、顧客からの値下げ要請もあり、営業利益は130百万円(同比2.3%減)にとどまった。

賃貸事業
千葉県市川センターにおいて倉庫事業面積より賃貸事業面積に用途の変更を行ったために、営業収益は946百万円(同比9.2%増)となり、営業利益もそのために466百万円(同比14.2%増)と増益となった。

次期の見通し
ここにきてやや景気の持ち直しの動きが見られはじめており、回復へ向けた動きを強めることが期待されるが、原油や素材価格の高騰、海外の動向に不安材料も残り、景気は依然として楽観できない状況が続くものと思われる。

物流業界も、企業間の競争に一層の拍車がかかるとともに、物流の効率化・合理化要請に応えるために、より一層の経営努力が迫られている。

このような事業環境の下、同社グループは総合的な一貫物流システムであるSCMを全センターで構築し、顧客に迅速で効率の良いサービスを提供することを経営の基本方針とし、引き続き「顧客満足度の向上」「営業力の強化」「収益基盤の強化」を業務改革の最優先課題として、体質の強化を図りながら効率的な運営を行い、既存顧客の利便性を高め、また新規顧客の新たな要請に応えるために、最先端のITシステムを駆使した総合的な物流提案型営業を積極的に展開する。

さらに顧客の信頼を維持する為に、正確で迅速な物流サービスを提供し、より収益性の高い物流業務への転換と国際的な一貫物流要請に対応すべく国際物流業者とのネットワークを構築することで、他社との差別化を図り、営業収益の増加を目指す。

次期においてはやや厳しい状況が続くが、平成16年8月に完成、稼動した舞浜センターが通期にわたって収益に寄与することが期待されるので、次期連結営業収益は6,000百万円(対前連結会計期間比4.3%増)と増収を見込んでおり、連結経常利益は360百万円(同18.3%増)となるが、連結当期純利益は減損損失を計上するので140百万円(前連結会計期間は142百万円のプラス)のマイナスとなる見込み。

関連記事

未分類に関する最新ニュース

最新ニュース