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名港海運/平成17年3月期決算短信(連結)

2005年05月25日/未分類

名港海運(株)の平成17年3月期決算短信(連結)の経営成績は下記のとおり。

営業の基盤を置く名古屋港の港湾貨物は、輸出貨物について自動車、自動車部品、鋼材などが増加するとともに、輸入貨物も原油、繊維製品などの増加により、前年実績を上回った。

取扱貨物量は、輸出貨物が、自動車および自動車関連部品を始め、鋼材、工作機械などが増加し、輸入貨物も穀類、非鉄金属、一般雑貨など取扱量は好調に推移した。

これらの結果、当連結会計年度の同社グループの売上高は、548億68百万円と前年同期と比べ38億10百万円(7.5%)の増収となった。

経常利益は、作業の効率化や一般管理費などの合理化に加え、海外パートナーシップ先の土地建物売却に伴う持分損益の増加により、48億36百万円と前年同期と比べ14億42百万円(42.5%)の増益。

当期純利益は、上記内容を反映したことにより、23億66百万円と前年同期と比べ7億41百万円(45.6%)の増益。

セグメント別の概況
①港湾運送及びその関連事業
港湾運送部門の取扱貨物は、海上コンテナ貨物の取扱や、鉱砿石・機械・飼料などの荷捌作業が増加となり、船内作業および沿岸荷役作業共に増加した。収入は、307億63百万円。

陸上運送部門の取扱貨物は、輸出入貨物の増加に伴う海上コンテナ輸送が増加したが、国内貨物の一般消費財などの輸送が減少した。収入は、89億62百万円。

航空貨物運送部門の取扱貨物は、北米、アジア向け輸出貨物の好況や愛・地球博、イタリア村関連の輸入貨物の増加により、輸出入共に取扱が増加した。収入は、47億34百万円。

その他の部門の収入合計は、内航海上運送料、梱包料、検数料など、合わせて40億26百万円と。

この結果、売上高は484億87百万円と前年同期と比べ38億37百万円(8.6%)の増収、営業利益は33億8百万円と前年同期と比べ7億19百万円(27.8%)の増益。

②倉庫・賃貸事業
当部門の国内保管貨物は、自動車部品、家電製品、工作機械などの輸出貨物や、一般雑貨、食品などの輸入貨物の取扱が増加したが、海外倉庫保管貨物は減少傾向となった。

賃貸事業は、中部国際空港内に、新設の総合物流センターが完成したことに伴い、増加した。
この結果、売上高は63億80百万円と前年同期と比べ27百万円(0.4%)の減収、営業利益は2億15百万円と前年同期と比べ1億2百万円(32.3%)の減益。

次期の見通し
米国経済の先行き不透明感、原油価格の高騰などの状況の下、国内景気は予断を許されないものと考えられる。

このような事業環境の下、平成18年3月期(平成17年度)の業績予想は、売上高568億00百万円(前期比3.5%増)、経常利益41億60百万円(前期比14.0%減)、当期純利益20億50百万円(前期比13.4%減)。

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