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ナイス/営業と物流を分離し、物流機能集約

2005年05月22日/未分類

ナイス(株)は、資材部門において売上高の約60%を占める主力の首都圏地区の営業体制の強化を目的に、新事業年度から新たに9つの営業拠点を新設する。

具体的には、石岡営業所(茨城県石岡市)、那須塩原営業所(栃木県那須塩原市)、太田営業所(群馬県太田市)、熊谷営業所(埼玉県熊谷市)、浦和営業所(埼玉県さいたま市)、千葉営業所(千葉県千葉市)、木更津営業所(千葉県木更津市)、東大和営業所(東京都東大和市)、八王子営業所(東京都八王子市)を4~5月に一斉に開設する。

同社は平成9年8月、資材事業本部に「物流部」を設置し、それ以前の営業・物流拠点を併設する出店形態を改め、営業と物流を分離して物流機能を集約することで、機動的な営業所出店を可能にし、地域密着営業体制の強化を目指した。

とくに、ことし3月末に取得した茨城県石岡市の物流センター用地(約57,700㎡)をはじめ、既存の越谷(埼玉県越谷市、約20,700㎡、昭和61年開設)、木更津(千葉県木更津市、約36,000㎡。平成15年開設)、横浜(神奈川県横浜市、約25,600㎡。平成11年開設)といった大規模物流センターの建設と、物流機能の集約をすすめることで、賃貸オフィスに3~4名体制といった営業拠点の拡大をすすめいる。

また、平成10年よりエリア営業部体制を推進してきたことにより、総務・事務機能が営業部の中核営業所に一本化され、さらに受発注などの手続きはインターネットによるEDI「ナイスアドバン」が普及し、省力化がすすんだことも営業拠点拡大を可能にしている要因。

とくに、「ナイスアドバン」は取扱額が急速に拡大しており、月間取扱額はこの1年で10倍となっている。

9営業拠点の新設は、大規模物流センターと木材市場や倉庫併設の営業所(宇都宮、前橋、千葉、埼玉、多摩、相模原)による物流網を最大限に生かし、これまで営業拠点のなかった茨城県中部、栃木県北部、群馬県東南部、埼玉県北部および中心部、千葉県中心部および南部、東京都北西部への出店を行ったもの。

営業活動に専念する少人数体制の営業所を増やすことにより、営業機会の増大、ナイスサポートシステムなどの提案機能の向上、「住まいの構造改革」キャンペーンによる木造住宅の耐震化の推進などを図り、既存主力取引先とのパイプの強化、新規の取引先開拓を通じて売上高の増加を目指す。

なお、今回の9営業拠点の新設により、首都圏・関東地区における営業拠点は35となり、平成9年の物流部開設当時の15営業拠点の2倍以上の数となった。

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