シンガポール航空のカーゴ部門であるシンガポール・エアラインズ・カーゴは、中国長城工業総公司(CGWIC)、シンガポールのテマセック(Temasek)ホールディングス子会社のダリア・インベストメンツと3社合弁で貨物専門航空会社を設立することで合意した。
新会社の名称は長城航空(Great Wall Airlines)で、上海を拠点とする計画。株主所有比率は、CGWICが51%、シンガポール航空が25%、ダリアが24%。シンガポール航空は、外資企業に許される株式取得の限度比率分を取得することになる。
シンガポール航空の合弁事業への投資額は、今後3年間で2億5000万人民元(32億6030万円)になる見通し。
長城航空は、2006年上半期中に運航を開始する計画。機材に大型貨物機を使用し、中国国内線のほか、米国、欧州、北東アジア、南西アジアの主要貨物市場に就航させる予定。