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TNT/2009年第3四半期決算はエクスプレス部門の営業利益36.4%減

2009年11月06日/3PL・物流企業

TNT N.V.は11月2日、2009年度第3四半期決算の概要を発表し、グループ全体の収入は24.8億ユーロ(前年同期比7.6%減)、償却前利益は2.6億ユーロ(9.4%減)、営業利益は1.7億ユーロ(14.4%減)、継続事業の利益は1.0億ユーロ(9.7%減)となった。

エクスプレス部門の業績は、収入が14.6億ユーロ(11.4%減)、償却前利益は1.2億ユーロ(20.1%減)と減少。営業利益は0.6億ユーロ(36.4%減)と激減した。なお、取扱貨物量と貨物1個当たり重量は、前四半期に比べて増大。継続してコスト削減に取組み、第3四半期で1.2億ユーロ(邦貨換算約166億円)、2009年度初めからでは3.6億ユーロ(約478億円)を節減した。潜在的な営業利益は0.7億ユーロ(約100億円)となった。

メール部門の収入は9.5億ユーロ(0.8%減)、償却前利益は1.4億ユーロ(2.7%減)、営業利益は1.1億ユーロ(1.7%減)で推移。同部門では、オランダでの郵便取扱量の減少率が4.8%になる見通し。また基本計画費用を0.2億ユーロ(約31億円)削減した。

ピーター・バッカー・TNT最高経営責任者は「第3四半期は貨物量が少ないが、エクスプレス部門の取扱貨物量の減少率はゆるやかに改善してきた。貨物1個当たり重量が今年初めて増加に転じ、メール部門は、基本計画費用を大幅に削減することで堅調な業績を達成した」とコメントした。

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