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国土交通省/「港湾施設の出入管理の高度化に関する検討会」結果概要

2005年05月29日/未分類

国土交通省は5月25日、「港湾施設の出入管理の高度化に関する検討会」第3回検討会を開催した。結果概要をは下記のとおり。

会議の概要
保安と物流の効率性の両立のため出入管理の迅速化・効率化が重要であるとの認識のもと、港湾施設の利用者・管理者等と意見交換、認識の共有を行い、その上で解決策を検討するため、「港湾施設の出入管理の高度化に関する検討会」を開催している。

8月9日開催の第1回検討会、12月7日開催の第2回検討会を踏まえ、別途設置した小委員会での検討結果の報告と、今後の実証実験等の進め方について議論するため、第3回検討会を開催した。

検討結果の概要
第一回から第三回までの検討会を通じて得られた結論は以下の通り。

(ITを活用した出入り管理の高度化の必要性)
港湾施設の出入管理において、保安の確実性の向上および物流の効率性の両立を図る観点から、ITを活用した出入管理の高度化の必要性について、港湾施設の利用者、管理者等関係者共通の認識に達した。

(全国共通の出入管理システムの必要性と国の役割)
全国の港湾施設の保安性を向上し一定レベルに保つ必要性、複数の港湾施設に出入りするトラック事業者およびターミナル運営者、港運関係者等の利便性の確保およびシステム運用コスト削減等の観点から、全国レベルで共通化されたID番号の付加等全国統一の出入管理システムの確立が必要。また、その中心的役割は国が果たすことが望ましい。

(コンテナターミナル等におけるノンストップゲートの推進)
特に、コンテナターミナルにおいては、保安の確保と物流効率化の観点から、将来的には港湾物流情報プラットフォームおよびICタグ等の関連施策と連携したノンストップゲートの実現が望ましい。

(実証実験の実施)
ノンストップゲート実現に向けた第一段階として、ドライバーID番号およびパスワードによる本人確認方式について、ITを活用したゲート出入管理の実証実験を行うことで合意。実証実験は、コンテナターミナルを対象に、トラック出入管理、人出入り管理および共通ID管理システムに関する実証実験を行う。今後、国土交通省が、詳細な実験内容、実施時期等を検討し、個別にターミナル管理者等の協力を得て実証実験対象ターミナルの選定を行う。

上記~を踏まえて、今後の進め方は以下の通り。

実証実験を通じて、具体的システム(全国共通ID管理システム、ITを活用したターミナルの出入管理システム)の詳細を検討する。
関係者間で実証実験の効果・成果の評価を行う場を設け、本施策のフォローアップを行う。
実証実験の検討を踏まえつつ、今後、関係者間の役割分担等について検討する

今後のスケジュール等
平成17年6月以降  実証実験の実施、実証実験結果の検討

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