UPSは、来年中をめどに、貨物ハブ施設を米国内の5カ所の空港付近に建設する。同様に計画中のケンタッキー州ルイシビルのメーンハブを補強する施設となる。
施設の建設地はオンタリオ、ロックフォード、ダラス、フィラデルフィア、コロンビアの各空港付近。これらの空港には既に、UPSの小口貨物輸送機の定期便が就航している。
計6施設は、UPSが行っている北米内の翌日輸送サービスなどに使われることになる。貨物ハブ5施設の建設費は2400万米ドル。
UPSは、昨年12月、カリフォルニア州の貨物輸送会社メンロー・ワールドワイド・フォワーディングを19億米ドルで買収した際、両社のネットワークの統合を目的とした、ルイシビルのメーンハブ建設計画を発表している。
メンローから引き継ぐ各種サービスについては、「UPSサプライ・チェーン・ソリューションズ」の名称のもとで運営されることになっている。