大阪ガス(株)と伊藤忠商事(株)は、LPG(液化石油ガス)の輸入・国内販売事業に関する提携交渉を開始することで合意した。
具体的には、LPG輸入元売分野における業務提携と、LPG国内販売事業における業務提携、さらに業務提携等の実現に向けたLPG事業における資本提携を検討する。
大阪ガスは、グループ会社である日商LPガス(株)によりLPGの輸入と国内販売事業を推進しており、大阪ガスの持つ商品開発力や技術力、お客さまへの提案力を活かした事業展開に強みを持っている。
伊藤忠商事は、伊藤忠エネクス(株)を中心としたグループ会社とともに同事業を推進しており、海外・国内を含めた調達力や国内販売ネットワークに強みを持っている。
エネルギー間の競合が激しさを増す中で、お客さまにLPGを選択するためには、安全・安定的な供給はもとより、新商品の提案・快適な利用法など、満足できるさまざまなサービスを提供していく必要があると考えている。
LPG、その中でもご家庭までお届けするプロパンガスの流通事業は、届けるお客さまの数(直売小売顧客数)と販売量が、事業の規模や効率性・競争力を図るうえで重要な指標となっている。
両社グループは合計で約40万戸の直売小売顧客数、年間約200万トンの卸・小売販売量(全国での消費量約1,800万トンの約11%)を持っている。