豊田通商（株）、キムラユニティー（株）と三甲株（株）は、広州広汽産業発展有限公司（以下：広汽、本社：中国広州市、董事長：丁寶山）と共同で、中国・広州に物流器材の製造・販売を行う合弁会社（以下新会社）を設立し、6月15日に工場の鍬入式を行った。
豊田通商とキムラユニティーは、97年にアルゼンチン、98年にブラジルにおいて物流事業を開始し、その後、提携を深め、02年にタイ、04年にメキシコなど主として海外において、様々な物流サ－ビス事業を共同で展開している。
豊田通商と樹脂物流器材国内最大手の三甲とは、長年に亘り、自動車部品用の樹脂通い箱の取引実績がある。
特にトヨタグループ向けのビジネスは、三甲の技術を活かし非常に密接な関係にあり、トヨタグループの海外進出を契機に本格的な提携を開始した。
豊田通商は、国内外への販売、情報提供を行い、キムラユニティーはスチール製物流パレットなどの製造を行う。
三甲は、樹脂製通い箱及びパレットの製造。広汽は中国・華南地区での自動車業界への販売・支援を行い、四社は、各社の役割分担に基づき共同にて、中国・広州において新会社を設立し、物流器材（スチールパレットと樹脂通い箱・パレットなど）の製造販売とサービス事業を展開し、自動車メーカーの生産に最適な利便性を提供する。
新会社は中国と海外に向けて販売を行い、3年目の売上高1500百万円を目指す。
新会社概要
会社名：広州広汽豊通物流器材有限公司
所在地：中国広東省広州市番禺南沙開発区黄閣鎮
役員：董事長厳壮立
総経理坂根章文
資本金US$5,000,000（約535百万円）
出資比率：豊田通商株式会社35.0％、広州広汽産業発展有限公司30.0％、キムラユニティー株式会社17.5％、三甲株式会社17.5％
事業内容：物流器材の製造販売及びメンテナンスサービス
営業開始日2005年4月
売上見込み：初年度（2005年12月期）40百万円
3年目(2007年12月期）1500百万円
従業員約20名（初年度）
