豊田通商は10月7日、バイオPET事業のグローバルサプライチェーンを世界で初めて構築すると発表した。
バイオPETの原料であるバイオエタノールの調達から中間加工、最終バイオPETへの加工・販売まで一貫したサプライチェーンとなる。
豊田通商は、最終製品であるバイオPETの原料となるバイオモノエチレングリコール(バイオMEG)を製造・販売するため、台湾の大手上場化学品メーカーである中國人造繊維(CMFC社)と合弁契約を締結した。2社は、台湾緑醇(GTC社)を設立することで合意した。
10月にGTC社を設立し、豊田通商がブラジルで調達するサトウキビ由来のエタノールを原料に2011年末からバイオMEGの商業生産を開始する。豊田通商は、GTC社製品の販売先であるアジアのPETメーカーに対し、バイオPETの製造を委託し、日本や欧米の最終ユーザーへ販売する。