(株)島津製作所は、京都市中京区西ノ京桑原町の本社三条工場内に、分析機器を生産する新工場を8月から着工する。
新工場において分析機器の生産を行うための生産子会社を新たに設立する。
分析機器の品質向上・納期短縮・棚卸削減などを目的とする生産改革に取り組んでおり、その一環として、本社三条工場内にパイロットプラントを設営して生産計画、部品調達、組立・検査、物流の各機能を併せ持ったプル生産の検証を進めた結果、プル生産方式による効果のめどが立ったことから、本方式を水平展開するため、分析機器新工場を本社内に建設し、内製化の拡大を図ることになった。
新組織・新システムを導入することによって、品質向上・納期短縮・棚卸削減の実効を上げ、あわせてコスト低減を図ることを目的とした。
新工場および新会社の概要
新工場の概略
工場の概要:鉄骨4階建
延面積:21,500m2
建設場所:本社三条工場内(京都市中京区西ノ京桑原町1)
投資額:約35億円
完成予定:2006年11月
生産子会社の概要
社名:島津分析機器製造(株)(仮称)
所在地:新工場内
設立:2005年10月
売上高:76億円(2008年度見込み)
人員規模:約200人(2008年4月見込み)