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日本郵船/自動車専用船「ライラ・リーダー」運航

2005年06月30日/未分類

日本郵船(株)は、三菱重工業(株)が開発した「環境にやさしい」電子制御エンジン(“8UEC60LSII-Eco“)搭載の6,500台積み大型自動車専用船「LYRALEADER」(ライラ・リーダー)の引渡しを愛知県豊橋市の株式会社豊橋造船で受けた。

同船は、6月12日から処女航海として豪州航路に投入され運航を開始しており、その後は世界各地に配船される。

同社は、電子制御エンジンを搭載するのは「LYRALEADER」が初めてで、新エンジンの採用により、NOx(窒素酸化物)の排出をこれまでの同型船と比較すると約15%削減する。

電子制御エンジンは、エンジンの燃料噴射と排気弁開閉のタイミングを電子制御システムでコントロールし、あらゆる回転域でのエンジンの燃焼効率の最適化が可能となる。

特に、低回転域でも高い燃料噴射圧が維持できる事による燃焼効率の改善は、燃料消費量を減らし、NOx、煤煙の排出を大幅に削減する。また、常に安定した燃焼状態が保たれるため、エンジンの信頼性が向上する。

電子制御エンジンは、今後の船舶用エンジンの主役として重要な役割を担うものと考えられ、今後とも同エンジンの更なる技術的進展を見極めながら、大型コンテナ船等、自動車船以外の船種にも採用を広げ、地球規模での環境保全に取り組んでいく。

LYRALEADER(ライラ・リーダー)概要
総トン数:62,510トン
全長:199.9M
航海速力:20ノット
車両積載台数:6,500台(基準車換算)

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