（株）豊田自動織機は、中国上海市に、輸出入、中国国内物流、物流センター運営等を行う豊田工業商貿(中国)有限公司を設立し、7月より営業を開始する。
豊田自動織機は中国にて産業車両、カーエアコン用コンプレッサー、繊維機械、自動車用鋳造部品事業を展開している。
これらの事業の貿易・物流機能を集約し、リードタイムの短縮とコスト低減をはかるとともに、将来の中国事業拡大に備え、安定的かつ高品質なサービスを提供できる物流体制を構築する。
中国国内においてメーカー自らが物流を手がける事例は少ないものの、豊田自動織機はこれまでも、日本を拠点に中国物流業務と直接貿易を行ってきた。
昨年12月の規制緩和により、外資100％の貿易会社の設立が可能となったことを受け、新会社を設立し、優位なビジネス環境をいち早く整備し、今年度中には上海市内に物流センターを開設、中国物流の集約拠点として運用する。
顧客ニーズに合致した最適な輸送業者、倉庫業者を組合せ、物流や商流のしくみに改善を重ねることで、サービス品質の更なる向上をはかる。
また、新会社には調達機能を持たせ、日本向けに原材料および部品を現地で直接調達することで、安定的かつ低コストな調達を行っていく。
貿易物流会社の概要
会社名：豊田工業商貿(中国)有限公司
所在地：中国上海市
営業開始2005年07月
資本金100万米ドル(豊田自動織機100％出資)
社長：武藤裕幸(豊田自動織機物流事業室部品物流室長)
事業内容：輸出入物流、中国国内物流、物流センター運営
従業員数17名(2008年度計画)
売上高約22億円(2008年度計画)
