日本紙パルプ商事（株）は、こ中国において、全額出資による現地法人を設立した。
従来の中国事業は、上海駐在員事務所、北京駐在員事務所、広州駐在員事務所と香港現地法人を主な窓口とする、紙、板紙、関連商品、製紙原料の輸出入および三国間取引が中心であった。新会社はこれらを継承するとともに、より効率的かつ機動的なマーケティング活動を行うことにより、一層の取引拡大を図っていく。
中国事業拡大のためには、紙・板紙の生産数量が拡大を続け、自給率を高めつつある中国の国内市場における流通・卸売事業の展開が不可欠で、新会社は、中国に生産拠点を構える各国製紙・紙加工関連企業にとって有力な販売チャンネルとして機能することを目指し、中国国内市場における市場開発、販路開拓に取り組む。
また、在中国の製紙・紙加工品関連事業会社の収益向上に資する市場調査、販売支援等のマーケティング活動を行う。
新会社の概要
邦文表記：JP中国
設立日：2005年7月8日
所在地：中華人民共和国・上海市
資本金：200万USドル（日本紙パルプ商事全額出資）
董事長：北橋一郎（当社常務取締役）
総経理：脇坂義則（当社より出向）
従業員数：10名
事業内容：紙、板紙、紙二次加工品、パルプ、関連商品の中国国内販売および輸出入
事業計画：2008年度売上高約12億円
