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ダイフク/台湾に子会社設立

2005年07月27日/未分類

(株)ダイフクは、台湾南部のサイエンスパークに全額出資の現地法人を設立、液晶・半導体生産ライン向けシステムの製造工場を建設する。

台湾では、薄型テレビの需要急増・画面大型化に伴う投資が急増し、同社は2000年から、納入先近くで賃借した工場を用いて現地生産を行ってきたが、本格的な自前の生産拠点を設けるもの。

営業から設計・製造・工事・アフターサービスまで一貫した現地化を推進することで事業体制を大幅に強化、コストダウン・納期短縮につなげる。また、同国で強まっている国産化への要請にも応えていく。

新会社では、日本人4名を含む16名でスタート、2006年4月の工場稼働時は約40名、2007年には約60名に増員する計画。

ダイフクは、1996年、台湾に全額出資の子会社「台灣大福物流科技有限公司」を設立。物流システム全般の営業・工事・サービスを行ってきた。

同社は今後、配送センターや自動車生産ライン向けの事業を行うとともに、新会社とも液晶・半導体生産ライン向けシステム分野の工事・サービス面で連携していく。

新会社の台灣大福高科技設備の本社・工場は、台南県と高雄市にまたがる「南部科学工業園区」内に置く。敷地面積約4万㎡、2階建て延床面積約1万2,000㎡。主な製品は、クリーンルーム内で使用されるストッカーやその周辺装置であるため、製造もクリーンルーム(約5,100㎡)内で行うのが特長。総工費は2.6億NTドル(約8億9千万円)。

同園区には、液晶・半導体関連など150社以上が進出、同国有数のハイテク集積地となっている。顧客密着の立地により、営業・アフターサービスの充実を進める一方、新製品の開発に努め、商量を拡大する。

子会社の概要
社名:Taiwan Daifuku Co.,Ltd.
所在地:本社/工場台南県新市郷大業一路二十六號(南部科学工業園区内)
資本金:2億NTドル(邦貨換算約7億円)
出資比率:(株)ダイフク100%
営業開始日:2006年3月予定
代表者:董事長池田英幸(執行役員eFA事業部事業部長付)
事業内容:液晶・半導体生産ライン向けシステムの開発、設計、製作、組立、工事、アフターサービス

今後の見通し
売上:2006年12月期9,000百万円、2007年12月期11,000百万円

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