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ダイフク/中国江蘇省に子会社設立

2005年07月27日/未分類

(株)ダイフクは、中国江蘇省常熟市に合弁企業を設立し、自動車生産ライン向け搬送機器を現地で製造する。

中国自動車工業の急速な発展で急増する需要に対応するとともに、コスト競争力を確保し、短納期化を進めることが狙いで、12年間にわたり密接な協力関係を築いてきた常熟市起重との合弁によって、最小の進出リスクで最大の投資効果創出を図る。

新会社は2005年11月より生産を開始する予定で、常熟市起重が現物出資(土地、建物、設備)で20%を出資する。経営陣に経験豊かな合弁相手先トップを加え、既に稼動している設備、ダイフク製品に習熟している従業員をそのまま活用する。

従業員は約180名で、日本人は幹部数名の派遣にとどめ、大部分は常熟市起重から移籍するほか、すでにダイフクが全額出資で設立した天津の現地法人からも技術者など約20名を編入する。

敷地面積は約3万㎡、建物面積約1万6,000㎡。

江蘇大福は、現地自動車メーカー向け搬送システムの開発、設計、製作、組立、工事、アフターサービスを行う。生産品目は、コンベヤなどの搬送機器、自動車を載せるキャリア、昇降装置など、中国向けのシステムの大半を順次現地生産していき、将来は、中国以外への世界各地への輸出も視野に入れる。

今後は、江蘇大福および天津・広州の現地法人が日本と密接に連携し、顧客ニーズをいち早く積極的に把握して、さらに顧客満足度の高いシステムを迅速かつ低コストで供給する。

自動車システム事業の中国市場連結売上は2004年度45億円、2005年55億円、2010年100億円を見込んでいる。

江蘇大福日新自動輸送機有限公司(仮称)
社名:江蘇大福日新自動輸送機有限公司
所在地:中国江蘇省常熟市虞山鎮莫城管理区
資本金:10億円
出資比率:株式会社ダイフク80%(現金)、常熟市起重運輸机械廠20%(現物出資)
営業開始日:2005年11月予定
代表者:董事長坂野時雄(理事AFA事業部生産本部副本部長)
副董事長陸永平(常熟市起重運輸机械廠董事長)
事業内容:自動車メーカー向け搬送システムの開発、設計、製作、組立、工事、アフターサービス
会計年度:1月~12月
今後の見通し
売上:2006年12月期1,500百万円、2007年12月期1,800百万円

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