JFE商事（株）は中国で5社目、華南地区において2社目となる鋼材加工センター「広州川電鋼板製品有限公司」を広州市番禺区に設立した。2006年6月の稼動を予定しており、電磁鋼板・表面処理鋼板・自動車用鋼板等の薄板類の加工・販売を中心に、2007年には鋼材年間加工量7万トンを見込んでいる。
設立により、華南地区の鋼材加工能力はほぼ倍増の20万トンとなり、中国全体で41万トン体制となる。
JFE商事が海外に展開する鋼材加工拠点は、中国の5社に加え、シンガポール、台湾、タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピン、メキシコと合わせて、全体で12社となる。
■新鋼材加工センター「広州川電鋼板製品有限公司」の概要
所在地：中華人民共和国広東省広州市番禺区石楼鎮
設立2005年8月
資本金10,000千米ドル
出資：JFE商事50％、正広達(JFE商事海外子会社)50％
総投資額約25億円
董事長：土屋多加雄就任予定(兼東莞川電鋼板製品有限公司董事長)
従業員約100名
事業内容：電磁鋼板、表面処理鋼板、自動車用鋼板等の加工(スリット、レベラーシャー、プレス加工等)、および販売
規模
土地:約60,000m2
建屋:約10,500m2
主要設備：スリッター、レベラー、プレス等の加工設備など
加工能力7,500トン／月
加工量2006年(初年度)30,000トン／年の予定
2007年70,000トン／年を見込む
