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第一屋製パン/グループ内物流を効率化

2005年08月21日/SCM・経営

第一屋製パン(株)の平成17年12月期中間決算短信(連結)における主な物流施策は下記のとおり。経営方針では、販売費及び一般管理費の圧縮として、グループの安定的な黒字体質の構築を目指し、間接コストの削減にも引き続き全力で取組むとしている。人件費は、グループ各社を含め各部門間の人員の流動化を積極的に行い、効率性を追求する。営業経費のうちの経費の大半を占める物流経費も、他社との共同配送を今迄以上に推進し、効率化による物流コストの圧縮に努めると共に、業務範囲の拡大を目指しグループ外業務への取組みも積極的に進めている。製造原価率の改善として、労務費等の圧縮を中心に製造原価率の改善に積極的に取組み、効率的な生産体制の構築に努める。経営成績では、生産面で、品質向上及び生産性向上投資に重点をおき、小平工場デニッシュラインの生産能力アップや大阪空港工場ロールラインの分割機を入れ替える等の改善投資を実施した。下期には大阪空港工場のデニッシュラインを大型のラインに入れ替えることにより、生産能力の向上・人員の削減・品質の向上を図る。品質管理面におきましては、更なる品質向上を図るため、品質管理室の機能を充実させると共に、引き続きAIB(American Instituteof Baking)が全米の食品企業に対して実施している「フードセーフティーシステム」を主力工場に導入し、食品安全管理体制の強化・徹底を図った。物流部門は、(株)ファースト・ロジスティックスの配送センター受託が増加したものの、大手チェーンを中心に納品のセンター化が進んだことによる配送コース数の減少や、燃料価格の上昇により効率が低下した。通期の見通しでは、労務費等の圧縮を中心に製造原価率の改善に積極的に取組み、効率的な生産体制の構築に努めてまいります。また、販売費及び一般管理費の圧縮を更に推進し、経費率の改善に努め、収益体質の一層の強化を図るとしている。なかでも経費の大半を占める物流経費は、他社との共同配送等を今迄以上に推進し、物流コストの圧縮に引き続き努める。物流部門は、グループ内物流の効率化を図るため営業所等の配送システムの見直しを進めると共に、(株)ファースト・ロジスティックスのセンター受託事業を更に拡大する等新規事業の展開を図っていくとしている。

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