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第一屋製パン/物流効率化推進するも純損失拡大

2007年08月20日/決算

第一屋製パン(株)の平成19年12月期中間決算では、大規模な経営改善プロジェクトを進め、6月末まで全国6か所の工場での米飯事業の製造・販売の中止と工場閉鎖を実施した。さらに、松戸と三田の2工場の事業・資産はカネ美食品(株)に6月25日で譲渡済みで、他の4工場も今後資産売却などを行っている。

物流面は、流通各社が自社用個別物流センターを稼動させたことにより、センター納品のために新たに発生する配送経費の増大と、核店舗を抜かれた既存配送コースの売上希薄化や非効率化が進み、燃料価格の高騰と共に物流コストの増加が進み、その対策として同業他社との地域毎の共同配送を推進し、効率化を図った。

しかし、売上高26,611百万円(前年同期比5.8%減)、経常損失485百万円、中間純損失2,257百万円となった。

通期の見通しでは、生産面で、諸原材料価格が今後も値上がりしていく状況の中、収量管理の徹底と原材料の見直し、生地の統合等を行い原料費の低減に努め、販売費の大半を占める物流経費は、他社との共同配送などをより一層推進し、物流コストの圧縮に努める。

物流部門は、子会社(株)ファースト・ロジスティックスと共にコース再編によるコース効率のアップに取り組んでいく。

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