（株）商船三井は、貨物輸送量の拡大とともに高まる船員需要に対応するため、自営船員配乗管理会社Mitsui O.S.K.Lines Maritime（India）Pvt.Ltd.（MOLMI）の研修体制を強化した。
同社は、インドを主要船員供給拠点として、自営船員配乗管理会社・MOLMIを設立し、更に船員教育施設・MOLトレーニングセンター(インド)を開設し運営している。
中期経営計画MOLSTEPで計画している「船隊の拡大」とともに高まるインド船員需要に対応するため、MOLMIでの座学研修体制を強化する。
操船シミュレータなどを利用した各種実機実習によるアップグレードトレーニング主体のMOLトレーニングセンターとの複合的連携を図り、インドにおける船員教育訓練をより高度化する。
体制強化の概要
・現行年間220名を対象としている受講生の収容規模を350名に拡大。
・約465㎡の事務所を2倍の約930㎡にし、研修スペースを拡充。
・新規に開発したパーソナルコンピュータによるLNG荷役シミュレータ、タービン機関シミュレータ及びLNGカーゴパイピングパネルを導入。
MOLMIの概要
場所インド・ムンバイ市内
設立1995年12月
主な教育訓練：LNG運航技術基本コース、自動車専用船運航技術基本コース
コンテナ船運航技術基本コース、撤積船運航安全技術コース
原油船運航技術コース、安全運航に関する各種講座、緊急対応訓練
