商船三井／プロダクトタンカー40隻体制へ

（株）商船三井は、原油タンカーと、世界最大のシェアを持つメタノールタンカー、プロダクトタンカー（石油製品タンカー）の船隊を拡充することにより、更なる収益の安定と拡大を目指す。この戦略の一環として、このたび、最新鋭のダブルハルＭＲ型プロダクトタンカーについても船隊拡充を決定した。これにより、ＭＲ型プロダクトタンカーで運航規模の更に拡大を図ることで、石油製品輸送のトップオペレーターの地位を目指し、全世界の顧客のニーズに対応する。グループ会社の旭タンカー（株）と商船三井は、ＭＲ型プロダクトタンカーのプール運航を運営しており、同プールでは現在24隻のＭＲ型プロダクトタンカーを全世界にて運航している。今後2006年央にはＭＲ型32隻まで運航規模を拡大することが決定しているが、今後も石油製品海上輸送需要は持続的に拡大するとの見通しから、32隻体制に加えて、更に同ＭＲ型プロダクトタンカー追加8-10隻の船隊整備を推進し、2009年度央を目処に合計40隻体制へ船隊を拡充する。更に、製品船市況と船価動向を注視しつつ、順次船隊を拡充し、2010年以降には50隻程度の運航規模を維持していくことを目指す。