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米アニン社/ウォルマート仕様RFID準拠で態勢整備

2005年10月06日/未分類

SAPは、世界で最も歴史があり最大手の旗メーカー、アニン・アンド・カンパニー(Annin & Co.、以下アニン社)が、米国小売大手のウォルマート社が主要取引先向けに定めたRFID技術に関する要求に対応するため、SAP Net WeaverのRFIDソリューションを導入した、と発表した。アニン社は1万品目以上の旗や関連備品を製造している中規模企業で、今回のプロジェクトを3カ月以内で実施した。同プロジェクトにより同社は、2006年1月までにウォルマート仕様準拠を達成できる見込みで、アニン社ではさらに、SAPのRFIDソリューションの活用により大幅な経費節約が可能になると予想している。総合的な評価を経てアニン社では、要求期限までに小売業者の仕様に対応すべくSAPのRFIDソリューションを採用した。アニン社がSAP導入を決めた大きな要因の一つは、既に社内で運用されている他のSAPソリューションとシームレスにRFID技術を統合できる点。SAP Net Weaverは企業に、SAPおよびSAP以外のビジネス・アプリケーション内でRFIDデータを管理、統合、活用できる強力なプラットフォームを提供する。SAP Net Weaverのコンポーネント群をERPやSCMなどの基幹業務アプリケーションと統合することで、顧客はビジネスプロセスのRFID対応を実現でき、SAPのRFIDソリューション導入に際し、アニン社のシステム導入パートナーであるCIBER Novasoft社の協力を得た。SAPのRFIDソリューションとSAPの従来のITインフラストラクチャが統合されることで、年間50万個以上出荷される梱包やパレットについての情報をRFIDタグから収集し、SAPのエンタープライズ・システムから直接アクセスできるようになる。小売業者は、RFIDタグを付けたアニン社の在庫が倉庫や店舗を移動するのを追跡・報告できる。このリアルタイム在庫追跡ネットワークを構築することで、アニン社は、RFIDを使って商品を出荷し、統合的かつ拡張可能な形でRFID技術を活用していく基盤を整えました。これによりウォルマート仕様準拠にとどまらないメリットが生まれる。SAPのRFID担当シニア・バイス・プレジデント、アマール・シン(Amar Singh)は次のように述べています。「アニン社のプロジェクトは、メーカーがSAPのRFIDソリューションを活用してリアルタイム在庫追跡ネットワークをどう効率よく構築できるかを示す好例。アニン社は小売業界の重要な要件を充足するとともに、真のビジネス的な価値を獲得し、RFID技術の消費財・小売業界に対する広範な可能性を実証している。

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