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大日本スクリーン製造/グローバルパーツセンター稼働、在庫3分の1に

2005年11月10日/未分類

大日本スクリーン製造(株)の半導体機器カンパニーは11月、半導体製造装置事業における保守部品の供給を最適化し納期を大幅に短縮する「グローバルパーツセンター」の本格稼働を開始した。

エレクトロニクス業界は、サービス部門の収益も企業の業績を支える大きな柱として期待され、顧客満足度の向上、効率的な保守部品の在庫管理、在庫計画の実現など、サービス部門におけるさまざまな取り組みが急務となっている。

稼働を開始したグローバルパーツセンターは、部品事業を取り巻くこのような動向に対応するため、世界中に設けられたサービス拠点の保守部品の在庫を一元管理し、当社半導体製造装置事業における部品販売の中核となることを目的にことし4月に設立されたもの。

運用の開始に当たっては、大阪南港への倉庫移転、外部への業務委託、輸送設備・輸送手段の見直しなど、物流ネットワークを最適化し、受注から24時間以内(ヨーロッパは48時間以内)という短納期での供給を実現できるシステムとなっている。

また、保守部品管理に特化したソフトウエアの導入により、同社の世界中のサービス拠点だけでなく約100社のサプライヤーを含めたパーツマネージメントシステムを構築しており、今後、需要予測を反映させた世界的な最適在庫配置による部品充足率の大幅な改善を図る。

これらにより、世界各地のサービス拠点の在庫を大幅に削減し、2011年までに在庫金額を現在の3分の1に圧縮するとともに、3年以内には24時間365日無休の体制を確立する。

今回のグローバルパーツセンターの設立により、部品供給における顧客満足度の向上を追求し、将来は半導体製造装置事業だけでなく、同社が手掛ける他事業における保守部品を扱うセンターへと発展させ、部品販売事業のより一層の集約化・効率化を目指す。

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