トランコム（株）の平成18年3月期中間決算短信（連結）の経営成績は下記のとおり。
特に物流情報サービス事業、ロジスティクスマネジメント事業に注力し、新規顧客の開拓、拠点の増設、品質・生産性の向上に努めた。
主な動きは、以下のとおり。
平成17年5月三重県桑名市に桑名事業所を開設
平成17年7月千葉県船橋市に千葉情報センター、滋賀県草津市に滋賀情報センターを開設
平成17年8月大阪市にコープ宅配大阪営業所を開設
以上の結果、営業収入は229億4百万円（前期比16.5％増）、営業利益は10億5千7百万円（同5.0％増）、経常利益は10億6千4百万円（同5.8％増）、中間純利益は6億5百万円（同4.2％増）となった。
セグメント別の業績
貨物運送事業
営業収入42億5千3百万円（前期比9.9％増）
営業総利益4億7千8百万円（前期比3.9％増）
営業利益2億8千7百万円（前期比0.7％減）
会員制宅配業務のエリア拡大により増収となりましたが、燃料の高騰等の影響により減益。
物流情報サービス事業
営業収入113億3千8百万円（前期比21.7％増）
営業総利益4億5千5百万円（前期比21.9％増）
営業利益3億5千7百万円（前期比20.9％増）
前連結会計年度開設しました拠点の期首よりの寄与と既存拠点の営業拡大により堅調に増収増益。
ロジスティクスマネジメント事業
営業収入63億2百万円（前期比17.0％増）
営業総利益5億8千1百万円（前期比2.4％減）
営業利益3億6千8百万円（前期比3.6％減）
前連結会計年度に開設しました拠点の稼働により増収となりましたが、今期新規稼動しました拠点のイニシャルコスト増もあり減益。
トランコム株式会社
自動車整備事業
営業収入5億4千万円（前期比3.1％減）
営業総利益6千1百万円（前期比42.2％増）
営業利益2千8百万円（前期比53.5％増）
取引先との安定運営により微減収ながら、人件費削減等の効果により大幅な増益た。
アウトソーシング事業
営業収入9億1千9百万円（前期比3.9％減）
営業総利益9千3百万円（前期比20.8％減）
営業利益1千2百万円（前期比48.8％減）
新設営業所でのコスト高の改善が進まず大幅に減益。
通期の見通し
物流業界は、長引く景気低迷に伴う輸送物量の減少による厳しい経営環境下ではあるが、積極的な営業拡大を図り、通期においても増収増益を達成すべく努める。
通期の連結業績の見通しは次のとおり。
営業収入469億1千万円（前年比13.8％増）
営業利益22億9千3百万円（同10.5％増）
経常利益23億5百万円（同11.6％増）
当期純利益13億2千2百万円（同16.3％増）
