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日本板硝子/ICタグ対応スマートシェルフ開発

2005年12月04日/未分類

日本板硝子(株)は、本格的ICタグ対応の「ガラス製スマートシェルフ」を開発した。今後、首都圏の顧客に限定した試験的な販売を検討する。

日本板硝子は昨年7月以来、ICタグに対応する「ガラス製リーダーアンテナ」の販売を協力企業を通じて行っているが、ICタグによる商品管理が最も適しており、大きな需要が予想される高級ブランド店舗向けガラス製商品棚にガラス製リーダーアンテナを組み込んだ「ガラス製スマートシェルフ」を他社に先駆けて開発し、RFIDシステムも含めた技術を完成した。

高級ブランド店舗用スマートシェルフは、ICタグの応用例として早くから期待されている分野だが、RFIDシステム・什器・アンテナ施工の3つの要素での高い完成度が求められるため、店舗設計者・店舗オーナー様が実際にご納得いただけるようなシステムは、なかなか実現できなかった。

ガラス施工を通じてこの分野のお客様との接点が多いことから、これらの方々からのニーズを取りまとめ、これまでに実現出来なかった高級品を販売するにふさわしい「ガラス製スマートシェルフ」を開発することができた。

この「ガラス製スマートシェルフ」は、ICタグの持つ「非接触通信」、「複数同時読み取り」機能により、タグを装着したあらゆる物品の商品・在庫・位置情報を自動的かつスピーディに処理することが可能になる。日本板硝子では今後、本商品を首都圏の顧客に限定して、試験的な販売を検討していく。

「ガラス製スマートシェルフ」の特徴
おしゃれなディスプレーがそのままで最先端のIT管理を実現
高級ブランド店舗では棚、ショーケース等の多くはガラスを使うことにより商品イメージに沿ったディスプレーが行われているが、ガラス製スマートシェルフはこれまでの店舗環境をそのままに、ICタグ管理システムを導入することができる。また什器はそのままでガラスリーダーアンテナのみの置き換えも可能。

高い読み取り性能
ICタグは棚の上で様々な姿勢を取るため空間的に読み取り盲点のない棚アンテナをつくることは非常に困難とされてきたが、長年のアンテナ設計技術によってこの問題を解決し、棚の上で盲点が発生しない技術を開発した。これらの技術により棚上のICタグの高く、かつ安定した読み取り精度を実現し、商品の管理精度を高い水準で実現することができる。

ロケーション管理が可能
複数のリーダーアンテナを配置するとアンテナ同士の干渉が発生し、棚にある商品と棚のアンテナとが一致しないなどの不具合が発生するが、これに対しても電波干渉を防止する技術を開発し、何がどこの棚にあるのかを正確に把握できるようになった。これにより「リアルタイム在庫管理」が可能になり「商品探し」や「棚卸し」と言った概念の必要無い新しい商品管理のシステムが実施できるようになる。

問い合わせ
日本板硝子(株)
情報電子カンパニー企画開発室
担当:安部・佐野
KoichiAbe@mail.nsg.co.jp
AkihideSano@mail.nsg.co.jp

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