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日本板硝子/ブラジルで自動車用ガラス生産能力拡大

2010年11月02日/物流施設

NSGグループは11月2日、ブラジルでの自動車用ガラス生産能力の拡大および向上の計画を発表した。1億4000万レアル(67億円相当)の設備投資になる。

計画では、サンパウロ近郊に位置する現存のカサパバ工場(サンパウロ東方約120km)の隣接区域に、新たな拠点を建設し、自動車用合せガラス(フロントガラス)および強化ガラスの生産を開始する。同拠点には、現在、欧州・北米の工場で使用中の最新技術を導入する予定だ。

ブラジルの自動車市場は急速な成長を遂げており、生産台数は2014年までに年間約500万台に達する見込み。同グループは30年以上もブラジルで操業を続け、シェアも高いことから、重要な市場と位置付けている。

この投資は、合せガラス・強化ガラスの生産能力の増強と、増加する高付加価値品の需要への対応の両方を目指す。

新合せラインは、2011年初に稼動し、同国内での能力は50%増加し、年300万台余りのフロントガラス生産能力となる。強化ガラスラインは二段階の立ち上げとなり、最初の部分は2012年初に稼動。現地では新たに約200人の雇用が創出される見込みだ。

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