日産自動車(株)は2006年4月1日、連結販売会社52社をそれぞれ販売事業会社と資産管理会社に分割する。
これにより販売事業会社では、本来のマーケティング＆セールス業務への集中とそれらの専門性（顧客満足度の向上他）強化に向けた取り組みに注力することが可能となる。
一方資産管理会社は、同年7月1日付で設立される「日産ネットワークホールディングス」に統合され、同社が一括して連結販売会社の資産管理を行う。同社は各販売事業会社の株式100％を保有し、戦略的な資産の集中管理、日産グループ内での資産運用の最適化を通じ、連結販社における収益性と投資・資産効率の向上に繋げていく。
また日産では、当ビジネスモデルの円滑な導入・推進に向けて、新たに12月1日付で「国内ネットワーク戦略部」を設立。同部は、資産管理会社及び日産ネットワークホールディングスの設立後、各販売事業会社の収益最大化に向けた目標設定とそのフォローアップ、拠点配置の最適化の検討等を行っていく。
