エクセルは、オーストリアのロジスティクス関連企業であるTKL、GVL、Tibbettand Britten Frische logistik GmbHの3社を関連会社Excel Lebensmittel傘下に収めたと発表した。3社の社名については、市場での知名度を考慮し、そのまま存続させる。
エクセルは、TKLをグループ企業とすることにより、特に冷凍食品市場において、オーストリア最大級のロジスティクス関連業者となった。ウィーンにある延べ1万3000㎡の自動集配送センター、ザルツブルグにある在来型冷凍食品集配送センターを利用し、小売・卸業者向け貨物のオーストリア国内輸送・保管サービスを展開する。これら施設では、250人以上の従業員が、年間9万5000トンの冷凍食品およびアイスクリームの保管・輸送に従事することになる。
また、エクセルは、24時間以内の発送を必要とするようなチルド・冷凍食品や乾燥食品、さらにはオーストリアの高級ワインの取り扱いにおいても、同国内で主導的な立場となるとしている。ワインのロジスティクスサービスは「Weinlogistik」のブランド名で行われ、B2B（ビジネス・トゥ・ビジネス）のインターネットサービスも展開する。
チルド製品の取り扱いについては、Excel Lebensmittel Logistik GmbHが、「Frischelogistk」のブランド名を使用し、2200㎡の食料倉庫を運営する。ここでは、温度調節可能なトラックなどを使用した、小売業者やケータリング業者向けの国内輸送サービスが提供されることになる。貨物は依託保管過程では摂氏4度に保たれる。Exel Contract Logistics (Austria) GmbHの傘下会社であるExel Transcare Transport GmbHが、こうした実際の輸送などの業務を行う。（翻訳）
