トラステッドソリューションズ（株）は、新しい物流形態として電子文書管理に進出する日本通運（株）より第三者割当増資に応じた出資を受けた。これによって出資比率は、13％となった。
同社は、日本通運が11月中旬から販売開始している企業向けの機密情報等のデジタルデータを安全に輸送・保管する新たなサービスである「日通セキュアードサービス（通称：NSサービス）」に対して、同社のTRUSTASサービスを採用した。
市場ニーズとしてSOX法などのコンプライアンスへの対応において、デジタルデータの安全な輸送・保管のために不可欠であるとの判断により、暗号技術の中でも最も秘匿性の高いアルゴリズムを採用した「高速秘密分散法」が日本通運のサービスに使用されている。
TRUSTASサービスにより、単なるデータの輸送・保管サービスではなく、BCP（ビジネス・コンティニュイティ・プラン）の観点から、企業の情報管理の課題をワンストップで支援する、物流業界初の新たな電子文書の物流として積極的に推進する日本通運をサポートしている。
また、2002年からSOX法が施行されている米国での営業展開も視野に入れており、今後、さらに新たなセキュリティーサービスを販売し、電子文書管理に進出していく日本通運との協業関係をさらに強固にすることが必須であり、資本関係を持つにいたった。
今回の出資を通じて、同社が持つ最先端のIT技術を日本通運の輸送サービスと組み合わせ、より付加価値の高い新たなビジネスモデルを構築し、情報管理に悩んでおられるお客様のニーズへ応える。
