出光興産（株）と三菱商事（株）は2006年4月1日、合併期日とするLPガス事業部門の統合新会社設立について、合弁事業基本契約書に調印した。
あわせて、出光ガスアンドライフ（株）（以下：iGL）と三菱液化ガス（株）（以下：三液）は、同日、合併契約書に調印した。
出光と三菱は、LPガス事業部門において、輸入・トレーディング、国内物流、販売の全ての面で統合することにより、事業規模拡大とシナジー効果を最大限に発揮し、充分な競争力を有する全く新しい会社を創出するという考え方に立って、2005年3月15日にLPガス事業統合検討の基本合意書に調印した。
現在、事業統合準備委員会において、統合により期待される効果を実現するための具体的な施策の検討を含め、統合に向けての最終的な作業を進めている。
統合会社は、わが国LPガス需要の約20％の供給を担う、国内最大のLPガス元売となる。
事業統合方法
（1）三菱のLPガス事業部門を会社分割し三液に承継させる。
（2）その三液をiGLと合併させ、統合会社を設立する。
統合会社の概要
統合会社の名称：アストモスエネルギー（株）（Astomos Energy Corporation）
ブランドの名称：アストモスガス（Astomos Gas）
本社所在地：東京都千代田区丸の内1-8-2第一鉄鋼ビルディング
支店：北海道支店、東北支店、関東第一支店、関東第二支店、中部支店、北陸支店、関西支店、中国支店、四国支店、九州支店（全国10支店）
事業内容：LPガスの輸入・トレーディング、国内物流、販売
営業開始日：2006年4月1日
資本金：100億円（出資比率：出光51％、三菱49％）
売上高：約4，000億円
国内販売量：約370万トン（日本の総需要は年間1，840万トン／2004年度）
