三菱商事（株）と（株）プランテックはエミレーツ・トレーディング・エージェンシー（UAE Dubai市）と共同で、アラブ首長国連邦ドバイ市庁局より医療廃棄物焼却設備一式を受注した。
アラブ首長国連邦ドバイ市は、高度な医療サービスを行う企業を誘致、医療産業／設備を集約したHealth Care Cityを建設しており、成長の続くドバイ市の医療体制を整備すると共に周辺諸国を含む中東地域での医療サービス／開発拠点と成る事を目指すもので、既に欧米を含む多数の医療関連企業が進出している。
これら医療産業の発展に伴い医療廃棄物が増大する事が想定され、ドバイ市庁は周辺環境に配慮した適正処理を行うために、湾岸諸国で初めての大型医療廃棄物専用処理設備導入を決定したもので、運転開始は2008年11月を予定している。
プランテックのバーチカル炉は、縦型焼却炉の下部から高温燃焼空気を吹き込む事により、医療廃棄物を安定的に燃焼し、無害化を達成した同社の独自開発技術で、高度な技術力に対する信頼性と日本国内での豊富な医療廃棄物焼却炉の実績が総合的に評価され、同設備の海外向けの初受注した。
