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ビズネット/大阪物流センター稼働

2005年12月27日/未分類

ビズネット(株)は12月26日、大阪府摂津市に西日本地区の物流拠点となる「ビズネット大阪物流センター」を新設、稼動した。

同社の物流センターは現在、東京・大阪の2拠点が稼働しているが、日本郵政公社と提携し、西日本地区(静岡県以西)の郵便局11,000局に事務用品などを2005年4月1日より納入開始したことなどに伴い、西日本地区の物流量が約15%増加、引き続き2006年以降も拡大していくと見込まれまる。

このため新センターは、物流基盤の強化とサービス向上を図るため、作業効率化、誤出荷防止、環境対応などの面で新機能を盛り込み、現在の大阪府大東市より移転して新たに稼働する。

同センターは、独自の商品ピッキング方式、スキャナを利用した二重検品システムなど最新のマテハン機器を導入して、これまで東京:大阪=3:1の比率だった物流機能を3:2まで高め、大阪市内全ユーザーを対象に当日配送サービスをスタートするなど、西日本地区の配送機能強化を実現する。

「ビズネット大阪物流センター」の特徴
大阪市内の当日配送スタート
これまで翌日配送だった大阪市内全ユーザーを対象に、当日配送サービスを2006年2月下旬から開始(予定)。FAXは午前10時、インターネットは午前10時30分までの注文を当日届け。

作業効率を向上させる独自ピッキング方式を導入
出荷頻度に応じて取り扱いアイテムを3つに分類。最大12オーダーのピッキング作業を同時進行で行うマルチオーダーピッキングなど、各分類ごとに最適なピッキング方式を採用してロスタイムを解消する”ジャストフィット方式”を独自に開発した。これにより、注文受付から配送準備完了まで最短で約15分(東京センター=約20分)と、作業の短縮化・効率化を図っていく。

“環境配慮型物流センター”を実現
設備・システム面でもグリーン化を図っている。
ペーパーレスを図るため、コンピュータ端末のハンドヘルドターミナルをスタッフ全員が携帯することによって、従来のピッキングリストを廃止。この結果、試算では年間約4トンのゴミ削減に役立つ。

ベルトコンベヤを5m間隔で区間制御することにより、一定時間内に搬送がない場合には、その区間の駆動が自動停止する”省エネ停止機能”を採用。

スキャナを利用した誤出荷防止
出荷頻度の多い商品はPOS式スキャナを通し、その他の商品は棚から取り出す時とオリコンに入れる時の2回のスキャニングにより検品し、誤出荷を防止する。

約30%のコストを削減
新旧物流センターの規模はほぼ同等ながら、オリコン自動組立機などのオートメーション化により、人員は約25%、配送距離の短縮等を含むトータル配送コストは約30%の削減を実現。

快適な作業環境を重視
インテリア設計は外光を多く採り入れ、蛍光灯の周りに銀の反射板を設置するなど、センター内全体を明るくする工夫が施され、トイレは入退室をオートセンサーで感知しライトを自動点灯・消灯するホテル並みに整備するなど、現場で働くスタッフのモチベーションアップや生産性向上を図る職場環境を提供している。

「ビズネット大阪物流センター」概要
名称:ビズネット大阪物流センター
所在地:大阪府摂津市鳥飼上2丁目3番23号
電話:072-654-8929
稼動開始日:2005年12月26日(月)
面積:倉庫部分約2,300坪
事務所部分約160坪
取扱商品数:約15,000アイテム
投資金額:約3億円(リース契約含む)

ビズネット(株)
http://www.biznet.co.jp

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