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BASF/メラミン樹脂フォーム、液化ガスタンクの断熱に応用

2006年01月15日/未分類

BASFのメラミン樹脂フォームであるBasotectR(バソテクト)には、長時間にわたり低温を保持する高い断熱性があることが新たに判明した。実験によるとバソテクトを使用すると、約-160℃の液化天然ガス(LNG)で満たした鋼鉄製タンクが長期間にわたり効果的に断熱した。

今後数年間で、LNGの輸送システムの需要は着実に伸びることで専門家の見解は一致しており、メラミン樹脂フォームの低温での高水準な安定性はこれまで技術的に活用されておらず、液体ガスの輸送に使われているこれまでの技術と比較して、今後多大なメリットをもたらす可能性がある。

バソテクトの特性は、約-200℃でも失われずに維持されるから、低温時の弾性と安定性というメラミン樹脂フォームの特性を活かして、LNGタンクの断熱が可能になる。

LNGは極低温で液化された天然ガスで、ガスは貯蔵施設からパイプラインを経て消費者のもとに届けられる。パイプラインの長さは2,500kmにも及ぶ場合があるが、それ以上の距離になる場合には、ガスを液化した上、船舶で輸送した方が経済的。LNGの複雑なサプライチェーンで重要な役割を果たすのがLNGタンカーです。LNGは沸点が-162℃で、極低温で貯蔵されて高効率の断熱を施した容器での輸送が必要となる。

現在の予測では、LNGタンカーの数は2000年の約200隻から2010年には300隻以上に増加するとされ、輸送されるLNGの量は2億7,000万トンを超える見通しで、現在、欧州における天然ガスの需要の4%前後がLNGでまかなわれている。

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