三洋電機ロジスティクス（株）の平成18年3月期第3四半期（連結）の経営成績は下記のとおり。
家電業界の物流は、デジタル家電及び情報機器等が大幅な価格下落に伴い一般家庭に広く普及し始めるとともに、売れ筋白物家電の高額商品へのシフトが進むなどの変化もあり、貨物量は増加傾向にある。
同社グループは年末需要の拡大に積極的に取り組み、国内物流は家電量販店の3ＰＬ事業において上半期に獲得した大口新規顧客への取引拡大を推進し、また国際物流は今年度より商物一体契約方式から単に物流フィーでの契約（コミッション契約方式）への順次切り替えを行い、取引の拡大を進めた。
この結果、当第3四半期の営業収益は、国際物流事業において契約高の増加に伴い利益も増加しているものの上記契約方式への切り替えが順調に進捗したことから同事業の営業収益が減少し、34,079百万円となった。
利益面は、3ＰＬ事業の運営効率化の実現による配送・構内作業原価削減や倉庫原価の低減などに努めた結果、営業利益は1,868百万円、経常利益は1,771百万円となり、四半期純利益は1,054百万円となった。
