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DCMC/国産木材でRFID活用

2006年01月30日/IT・機器

(株)DCMCは、東京大学生産技術研究所およびひょうご木のすまい協議会と共同で、RF-IDタグを用いた山元から製材所、プレカット工場そして建築現場までのSCMトレーサビリティの実証実験を行った。

我が国のバイオマス資源賦存量の相当割合を占める国産木材利用減少の原因は、「品質にかかわる信頼性のある情報の欠如」および、「国産木材の高価格構造を生み出す流通構造による、森林育成・保全意欲の低下」と考えられる。

国産材の価値を高めることによって、自立可能な森林経営を実現する新規産業を生んでいくことができることを、広く社会と林業関係者に向けてデモンストレーションするため、RF-IDタグを用いた新たな流通システム実証実験を行った。

新たな流通システムは、産地証明および木材一本一本の品質と、山元からエンドユーザーまでのトレーサビリティを担保のためRF-IDタグを活用し、供給側の山元における木材在庫情報と、需要側の木材要求情報とを結びつけ、中間流通を最適化するように木材供給地と需要地の間で流通加工を含むダイナミックの流通ルート選択や、流通過程で生み出される様々な情報を公開することを意図したもの。

実証実験によりシステムの有効性を確認したことから、今後異なる流通形態への適用拡大や、流通過程から生み出される情報を基にした金融システムとの連携などの拡張と実証実験を行う。

詳しくは下記アドレスを参照。
http://www.dcmc.co.jp

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